今年も今日で仕事納め。

 去年の今頃には想像できなかった世界が私たちを待っていた2020年。
コロナ禍でさまざまなイベントが中止となりましたが、やはり東京オリンピックはその筆頭に挙げられるでしょう。何を隠そう我が家でも「ラグビー」のチケットが当たり、ワールドカップに熱狂し、トップリーグも観戦したにわかファンとしても、最大級のイベントとなるはずでした。

 私たちの頭の中はパンデミック・ロックダウン・医療崩壊と過激な響きで占領され、いやでも不安につつまれて身も心も凝り固まったような感覚に支配されてしまいました。
 ステイホームなんて言葉が当たり前になった時期に、そんな中でも明るい未来を描こうと企画した「2050年理想の家コンテストへ皆さまをはじめ全国の子供たちから夢のある未来のお家が届いたことは、寧ろ私たちの心も何より明るくしてくれました。今思い返しても、ご参加いただいた子供たちはもちろん、ご協賛いただいたベガルタ仙台さん、大崎タイムス社さん、鳴子の桜井こけし店さんにも感謝に堪えません。

 個人的には三密を避け今年も山や海など自然を相手に息抜きに出かけた1年となりました。あらためて宮城・大崎の土地の豊かさを実感しました。その経験や地元でのつながりを含めて、50周年を目前に「ローカル・防災」をテーマに「大崎学ぶ・つなぐ」場づくりとして新しくスタートし挑戦中の「工務店ミュージアム」の取り組みも、菅原工務店が地域のハブとしてコミュニティづくりを取り組んできた一つの集大成と位置付けています。このきっかけの一つは個人的にはオサキニガイドでの地域活動(アースデイみやぎ大崎)であり、昨年の株式会社菅原工務店の創業物語「さぶちゃん奮戦記」の発刊がありました。

 

思うように仕事を進めるのが難しかった時期もあり、世間と同様に経験のない先行き不安がありましたが、振り返ればこれまでにご縁を頂いた皆様に本当に支えられた1年でした。小さな修理やリフォームから増築までお仕事をさせて頂き、あらためて地域の皆様に生かされていることを実感しました。この場をお借りいたしましてあらためて感謝申し上げます。


そのささやかな恩返しの意味も込めまして、毎年恒例の新春感謝祭「はじめてカフェ」は残念ながら中止としましたが、地域の皆様に何か喜んで頂ける贈り物はできないかと画策し、仲間の協力の下、毎年大いに盛り上がる「落語」の寄席を動画配信することで、今回は初笑」をお届けしたいと思っております。117日に菅原工務店のYouTubeチャンネルで配信いたしますので、ご家族でお楽しみ頂けると幸いです。

 皆さま、今年も大変お世話になりました。


「感謝」

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